色々なSNSが普及している現在、インスタとピンタレストを聞いた事がある方もいると思います。
「2つのSNSはどんな点が違うのか良く分からない」
という方も多いのでは無いでしょうか?
今回は、インスタとピンタレストとの違いや特徴をご紹介していきます。
ピンタレストとは?
まず、ピンタレストがどんなものなのかよく分からないという方も多いのでは無いでしょうか。
ここでは、ピンタレストについてどんなモノかをご紹介していきます。
ピンタレストとは画像・動画を投稿したり、
投稿されているモノを「ピンする」=ブックマークする事が可能なサービスの事です。
ブックマークした画像や動画は、自分のボードと言われる所に保存されいつでも見ることが出来ます。
特徴としては、このボードに保存された画像や動画と近しいモノが自動でおすすめに表示される事です。
アイディアの参考に
ピンタレストとは、様々な画像や動画を見ることが出来ますが、どの様なモノがあるのをご紹介していきます。
ピンタレストのカテゴリー
- 収納アイディア
- インテリア
- ヘアアレンジ
- レディースカジュアルコーデ など
ここであげたモノはごく一部でこの他にも様々なカテゴリーがあります。
初めて登録する際は、上記の様な中から興味のある5つのカテゴリーを選ぶと、
それに該当する動画や画像が一覧で出てきます。
この様に、様々なカテゴリーがあるので、これらの画像、動画を確認しながら、
色んなアイディアの参考にする事が出来ますよ。
例えば、お家の照明をオシャレに変えたい!とします。
ピンタレストで、オシャレなインテリアや部屋の画像を探し、
その中で気に入った照明を保存しておけば、買い物に行った際に見返したり、
ネットで同じ様な照明を探したりと、買い物の際にも役立ちます。
他にも、今度髪をばっさり切りたいけれど、いいイメージが浮かばない、
今度パーティにお呼ばれしたけれど、どんな服で行けばいいか悩んでいるなどなど。
様々なカテゴリーの画像や動画があるので、何かアイディアが思い浮かばない時のいいヒントになりますよ。
ボードに日付とメモの入力も可能
2020年5月よりピンタリストには、ボードにメモと日付を入れておける便利な機能が追加されました。
料理動画や画像なども沢山あるので、例えば、マネしたいレシピがあればボードに保存し、
購入すべき材料リストといつ作るのか日付を入力しておけば、毎日の献立に悩む事も無くなりますよ。
ビジネスアカウントの開設も可能
ピンタレストでは、利用する際にアカウントの開設を行うのですが、
その際にビジネスアカウントの開設をする事も可能です。
ビジネスアカウントでは、個人アカウントでは利用出来ない便利なサービスもあるので、
ピンタレストとを利用している企業も多くあります。
ビジネスアカウントで出来る事
- 自社サイトのURLの表示が可能
- トップページにピンを集めたカバー画像を表示できる
- ピンの「1ケ月あたりの表示回数」を表示できる
- 分析ツールを利用できる
ピンタレストのビジネスアカウントを開設する事で、自社のサイトのURLを表示させることが可能だったり、
「Pinterest Analytics」という分析ツールを利用する事も可能です。
では、どの様な企業がピンタレストを利用しているのでしょうか。
以下でピンタレストを利用している企業をご紹介していきますね。
UNIQLO
UNIQLOは、ヒートテックやウルトラライトダウンなど、
UNIQLOの人気商品をメインに、自社の商品を載せています。
シンプルながらも様々なコーデが掲載されているので、
シンプルなコーデが好きな方はコーディネートの参考にもなりますよ。
下記で詳しく紹介しますが、写真には、UNIQLOのサイトへそのまま飛べるリンクが張ってあるので、
気になった商品はそのまま購入ページに飛ぶ事も可能です。
Honda
車のメーカーホンダもピンタリストを運営しています。
フィット、アコード、オデッセイなど車種ごとにボードを分けているのが特徴です。
各車種ごとにイメージに合うような、キャンプで使用している写真や
キレイな紅葉の中をドライブしている写真など、
色々なシーンや風景に合わせた車の様子が掲載されています。
Sanrio
ハローキティやマイメロディーといった子供から大人まで大人気のキャラクターが多い
サンリオもピンタリストを利用しています。
キャラクターがデザインされた画像がメインですが、新商品のグッズや服なども掲載されています。
画像などは保存して待ち受けなどに利用出来ますし、可愛らしいグッズは見てるとつい欲しくなるモノばかりで、
ファンには嬉しいコンテンツです。
インスタとピンタレストとの違い
ピンタレストの特徴などをご紹介してきましたが、
インスタとピンタレストはどのような点が違うのでしょうか。
ここからは、インスタとピンタレストの違いをご紹介していきますね。
利用目的の違い
まず、インスタとピンタレストはそれぞれのユーザーが利用する目的というのが違います。
それぞれの特徴を踏まえながらご紹介していきますね。
インスタの特徴
- 外へ向けた発信
- フォロワーが何より大事
- カテゴリーごとのまとまりはない
ピンタレストの特徴
- 自分の情報収集
- 拡散力はない
- 自分でカテゴリー別に分けられる
まず、インスタは他人に見られる事や、他人の日常などを見る事を目的に利用されます。
その為投稿する際は、他人に見られる事を意識して行います。
逆にピンタレストは、自分の好きな動画や画像を集めるといった情報収集を目的に利用されます。
その為、インスタの様にフォロワー数が何人などといった事も意識されません。
インスタは外へ向けた発信なのに対し、ピンタレストは情報収集がメインなので、拡散力が無いといった特徴もあります。
年齢層の違い
インスタとピンタレストは利用しているユーザーの年齢層にも大きな違いがあります。
インスタの利用年齢層
- 20代~30代の女性が圧倒的に多い
- 最近では男性も多い
ピンタレストの利用年齢層
- 30代~40代の女性が多い
- 意識が高い人が多い
インスタは20代~30代の女性の利用者が圧倒的に多いのが特徴です。
また最近では男性の利用も増えてきました。
一方でピンタレストは30代~40代のインスタと比べると、比較的年齢層が高いのが特徴です。
過去の自分か未来の自分か
いつの自分に向けての発信や情報収集なのかもインスタとピンタレストの違いです。
例えば、インスタでは「昨日はオシャレなカフェで友達とランチした~」といった過去に経験、
体験した事を投稿します。
一方でピンタレストは「今度髪を切るから、どんな風にしようかイメージ画像を集めてみよう!」
といった、自分のやりたい事、今後したい事に関しての情報収集を行います。
過去の出来事を発信するのか、自分の未来の為に、情報取集をするのかという、正反対の性質を持っているのです。
ストック型かフロー型か
インスタは、コンテンツが流れてくる(フロー型)タイプのSNSです。
例えば、自分の友達やフォローした人の投稿が次々にタイムラインで流れてきます。
そのため、投稿してから、数日経つと、投稿は見てもらえなくなる傾向にあります。
一方で、ピンタレストは気になった画像などにピンを付け、
自分だけのボードに保存出来るストック型です。
自分で気になった画像や動画を検索して探したりするので、数カ月前の写真や動画でも
見てもらえる可能性が非常に高いのが特徴です。
外部リンクの活用
外部リンクの活用が出来るかどうかの違いもあります。
インスタでは、商品の画像などを投稿しても、外部リンクを貼る事は出来ません。
インスタのストーリーでは外部リンクを貼る事は可能ですが、そもそもフォロワーが多くなければ、
ストーリーを見てもらえる機会も少なくなってしまいます。
一方で、ピンタレストでは、画像に外部リンクを張り付ける事が可能です。
ブログや自社サイトなど、ピンタレスト外のサイトへと誘導しやすくなっているのも特徴です。
インスタとピンタレストとを利用した運営方法
インスタとピンタレストの違いをご紹介してきましたが、
中にはそれぞれの特徴を利用して双方で上手く集客などの運営を行っている企業も多くあります。
ここでは、インスタとピンタレストを利用した運営方法をご紹介していきます。
ターゲットの年齢層で使い分ける
ターゲットの年齢層などで使い分ける事も方法の一つです。
先ほどもご紹介した通り、インスタは年齢層が若め、
ピンタレストは中年の年齢層が多いのが特徴です。
例えば、20代向けのプチプラメイクコスメなどは、年齢層が若めのインスタの方が
集客効果も期待出来そうですよね。
料理レシピなどの投稿の場合、まだ結婚していない一人暮らしの方が多いと考えられる
インスタの場合、一人分のレシピや少し手抜きの料理を。
利用している年齢層が高いピンタレストは既に結婚し子供がいる主婦の方などの利用も
多いと予想されるので、家族向けや時短レシピなどを。
この様に、どんな商品やサービスの集客をするのか、それを利用するのはどのくらいの年齢層かに
よって使い分けるのがおすすめですよ。
ブログをメインにするのか
既に自社のブログなどがある人や、ブログを比較的メインで運営しているという方は、
ピンタレストを利用するのがおすすめです。
先ほどもご紹介した通り、ピンタレストは外部リンクを張り付ける事が可能です。
そのため、既存のブログがある人はピンタレストを上手く利用するのがおすすめですよ。
逆に、自分で展開しているサービスや、お店などの宣伝を目的にしたいなど、
目的がはっきりとしている場合は、インスタを利用するのがおすすめです。
SNSを運営する時間があるのかで使い分ける
SNSを運営する時間をどのくらい割けるのかどうかで使い分ける事もポイントです。
例えば、ピンタレストは既存のコンテンツをそのまま利用する事も出来ます。
既に運営しているブログなどの画像をそのままピンタレストに使う事も出来ます。
逆にインスタはどの投稿がどのくらい反応が良かったのかなど、分析も必要です。
その一方で、インスタはフォロワー数なども増えると、あなた自身の価値も上がっていきます。
今はそんなにSNSの運営に割く時間が無いという方は、ピンタレストを利用し、
逆にSNSの運営にも十分時間がさけられるという方はインスタを利用するのがおすすめです。
まとめ
インスタとピンタレストの違いをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
それぞれに、利用する年齢層や利用目的の違いなど色々な特徴がありました。
最後にもう一度、インスタとピンタレストの違いをおさらいしておきましょう。
インスタとピンタレストの違い
- 利用目的の違い
- 年齢層の違い
- 過去の自分か未来の自分か
- ストック型かフロー型か
- 外部リンクの活用
それぞれに、特徴があるので、自身の状況に応じて使い分けてみて下さいね。