SNS運用を始めてみると、
インスタと Tik Tokの違いについて疑問に思われるのではないでしょうか。
今やSNSは日常生活に欠かせないアイテムのひとつになりました。
SNSもさまざまなものがあり、
運用するならそれぞれの違いを意識して使い分けるのがベスト。
インスタとTik Tokは動画や画像をシェアする点では、一見同じように見えますが、
似て非なるものです。
この記事ではインスタとTik Tokの違いやそれぞれの特徴を知り、
集客する方法について解説していきます。
インスタとTik Tokの違いを知ろう
インスタとTik Tok、何がどう違うのか?
ふたつのSNSを組み合わせてうまく集客するには、
それぞれのコンセプトやターゲットを知ることが大切です。
その特徴を活かした発信をするために、6つの大きな違いを紹介していきます。
ターゲットは違うの?
インスタとTik Tokの大きく違う点のひとつめは、ターゲットの違い。
そもそもコンセプトが違うので、ターゲットも違ってきます。
インスタのコンセプトを言葉で示すと次のようなイメージです。
「クール」と言った言葉もインスタのイメージにあてはまるのではないでしょうか。
確かに投稿されている写真や動画は、
いいなぁ、憧れるなぁと羨望のまなざしで見てしまうようなものが多いです。
一方、Tik Tokは親しみやすさを狙った投稿が多め。
Tik Tokのコンセプトやイメージを言葉で示すと次のような感じです。
インスタのイメージとは、真逆です。
おしゃれ感を好まれるのが、インスタ。
日常的で親しみやすくマネしてみたくなるのが、Tik Tok。
この違いを知るだけでも、それぞれのSNSに対応した投稿ができるでしょう。
拡散性から比較
インスタとTik Tokの大きく違う点のふたつめは、拡散性の違い。
Tik Tokには、精度が高いAIが活用されているので、
レコメンド機能が優れていると言われています。
なので、いい投稿であればおすすめとして表示され、
属性が似たユーザーの目に止まりやすくなり、バズる可能性も高いでしょう。
一方、インスタはフォロワー間での閲覧がプッシュされているイメージ。
属性が似たユーザーにはおすすめとして表示されることもありますが、
Tik Tokと比較するとバズるになるには少し起爆剤が不足している印象です。
Tik Tokを活用したアーティストやクリエイターがテレビなどのメディアで
取り上げられるケースも増えてきていることを考えると、
拡散性はインスタよりもTik Tokの方が高いと言えるでしょう。
インスタのフォロワー数が伸びないなと感じているなら、
Tik Tokでの認知を目指し、インスタへ誘導するのもひとつの方法です。
テキストの文字数
インスタとTik Tokの大きく違う点の3つめは、テキストの文字数。
入力できるテキスト数が多いのはインスタ。
リールで最大全角2,200文字まで入力できます。
一方Tik Tokは全角150文字とTwitterより少し多い程度。
インスタもTik Tokも最初の1~3秒でどの程度のインパクトを与えられるかが勝負です。
が、インスタの場合は、文字数が最大2,200字まで入るので、
画像や動画に込められた想いやストーリーを文字でも伝えられるメリットがあります。
とはいえ、画像や動画に沿ったテキストであっても、惹きつけられる内容でなければ、
ユーザーは離脱するでしょう。
テキストの使い方も集客をするうえでは大切な要素。
意識してみましょう。
表示場所は?
インスタとTik Tokの大きく違う点の4つめは、表示される場所。
インスタはフィードと発見タブ、発見タブとストーリーズなど、
表示される場所を選べます。
Tik Tokの場合は表示される場所は選べません。
「クール」で「憧れ」などおしゃれ傾向が強めのインスタだからこそ、
表示される場所が選べるのはこだわりとも言えるかもしれません。
Tik Tokは表示される場所を選べないということを知ったうえで、
投稿していきましょう。
コラボ機能を使う
インスタとTik Tokの大きく違う点の5つめは、コラボ機能の有無。
Tik Tokコラボ機能とは、他のユーザーの動画を写しながら、
自分を写すことができる機能。
例えば、アコースティックギターを弾いている人の動画に合わせて、
自分が歌っている動画を掛け合わせて作成し、投稿できるというもの。
コラボ機能があることで、イイねやコメントが多くついたり、
自分のフォロワー以外にも見てもらえる可能性があります。
この機能はTik Tokにはありますが、インスタのリールにはありません。
Tik Tokはコラボ機能を使うことで、周知できる確率が上がるでしょう。
投稿ストックを活用
インスタとTik Tokの大きく違う点の6つめは、投稿ストックを活用できるかどうか。
インスタのリールは投稿の振り返りはできますが、
あくまでも自分用の振り返りといった活用方法で使われることが多く、
他のユーザーへのシェアが目的ではありません。
Tik Tokは投稿ストックの活用ができます。
自分がイイねした投稿を他の人にもシェアできるので、
拡散するスピードがより高いことがこの点からも伺えます。
インスタとTik Tok、似ている点も多くありますが、
特徴と違いを知り、日々の投稿内容を見直していきましょう。
インスタとTikTok、特徴と注意点は?
ここまでインスタとTikTokの大きな違いについて解説してきました。
画像や動画を投稿できるSNSであることは同じですが、
運用するならそれぞれの特徴を最大限活かして活用したいもの。
ここからはインスタとTikTokの特徴を知り、
さらに運用するうえで注意すべき点について解説していきます。
インスタとTikTok特徴とメリット
まずは、改めてインスタとTikTokの特徴を次の表でチェックしていきましょう。
TikTok | ||
国内ユーザー数 | 3,300万人 | 1,700万人 |
世界 アクティブユーザー数 | 10億人 | 10億人 |
年代 | 10~50代 | 10~20代 |
長さ | 最長 90秒(リール) | 最長3分間 |
拡散性 | 低め | 高い |
日本国内のユーザー数に差はありますが、世界的に見るとインスタもTikTokも
それほど差がないことがわかります。
注目すべきばTikTokの拡散性の高さ。
フォロワー以外のタイムラインに表示されるので、
関心がなかった層を取り込める可能性があるでしょう。
投稿内容がユーザーに高く評価されれば、認知度を上げることもできます。
ただし、TikTokで再生回数を多く稼いだ動画をそのままインスタに移行してもイイねは獲得できません。
TikTokは「日常」や「面白さ」など親しみやすい内容が、
評価されやすい傾向にあります。
おしゃれやクール、憧れをイメージさせるインスタでは、
親しみやすさは求められていないのです。
ユーザーの年代はインスタよりも若年層が多め。
若年層にリーチしたい場合はTikTokも活用してきましょう。
またTikTokはフォロワーが少なくても、
動画の内容次第で拡散される可能性があります。
そこでインスタへの導線を作っておけば、インスタへの流入も見込めるでしょう。
集客する際の注意点
インスタとTikTok、それぞれの特徴がおわかりいただけたことでしょう。
それぞれのSNSで集客する際にどんな点に注意すればよいか、
チェックしていきましょう。
インスタは憧れのライフスタイル、TikTokは親しみやすさ、
とそれぞれ求められているものが違うので、
その違いを理解した上で投稿内容を変える必要があります。
親しみやすさをポイントにしているTikTokで「集客」し、
フォロワーとのコミュニケーションを得意とするインスタで「接客」
という導線を作るのもよいでしょう。
コンセプトの違いを理解し、インスタとTikTok、
それぞれのよさを最大限活かした動画を制作しましょう。
インスタとTikTokの運用成功例をチェック!
インスタとTikTokのそれぞれ特徴、
集客するうえでの注意点はおわかりいただけたことでしょう。
インスタは憧れやクールな投稿を、TikTokは日常やコミカルさ、
思わずマネしたくなるような動画と使い分けて投稿した方がよいでしょう。
ここからは、インスタとTikTokを導入し、成功した企業の事例を紹介していきます。
インスタ映えとおもしろさを追求 ドミノピザ
@dominos_jp @トカゲ可愛いよね?(圧)への#回答 それではノーカットでご覧ください🍕#ドミノピザ #ウルトラチーズ ♬ Very Nice – 𓆩A𓆪
インスタフォロワー数 | 2.2万人 |
TikTokフォロワー数 | 34.4万人 |
ドミノピザのインスタは色鮮やかに「映え」を狙った投稿が多めです。
おいしそうなピザの写真が並んでいます。
TikTokは適所にテロップを使い、ピザ作りの工程を音楽と共にわかりやすく、
おもしろく伝えています。
TikTok の特徴を活かしたSHIEN
@shein_official Which #fashionhack 1-2 was your fave? @Lina Noory #fyp #foryourpage #winterfashion #fitcheck ♬ GASLIGHT – INJI
インスタフォロワー数 | 55.1万人 |
TikTokフォロワー数 | 540万人 |
ファッション関連はどちらかというと、
インスタの方が相性がよい印象があるではないでしょうか。
憧れをイメージしてもらうなら、インスタの方が優勢ですが、
TikTokをうまく活用しているアカウントもあります。
それが、ファッション通販サイトの「SHIEN」。
日常の一コマを切り抜いたような動画や勢いのある動画を駆使し、
TikTokフォロワー数540万人とファッション関連のなかでも群を抜くフォロワー数。
ファッションにおけるTikTokの活用方法は、
「SHIEN」のTikTok動画にヒントがあるでしょう。
集客と接客の導線分けで成功 鳥羽ビューホテル花真珠
@tobaview 先月リニューアルしたばかりの新客室チラ見せ😚#鳥羽 #旅館 #普段は真面目に仕事しています #鳥羽ビューホテル花真珠 ♬ Da Da Da – Remix by Mikis – Tanir & Tyomcha & Mikis
インスタフォロワー数 | 6.567人 |
TikTokフォロワー数 | 10万人 |
鳥羽ビューホテル花真珠の従業員が出演するTikTokが受け、
TikTokのフォロワーが圧倒的な数になっています。
一方インスタのフォロワー数は6,500人弱です。
TikTokで興味を持ったユーザーをインスタへ誘導し、
ホテル宿泊への導線ができている例です。
鳥羽ビューホテル花真珠のように「集客」と「接客」を分けて使うパターンは、
インスタとTikTokのいいところを活用した理想的な集客の形と言えるでしょう。
まとめ
「インスタとTik Tokの違いは?特徴を知り成功する集客方法を解説」では、
インスタとTik Tokの違いと特徴を知り、集客に成功する方法について解説してきました。
インスタとTik Tokの違いは次の通りです。
■ターゲットの違い
■拡散性はTik Tokが優勢
■テキストの文字数はインスタが多く入れられる
■表示場所はインスタが多く選べる
■コラボ機能を使えるのはTik Tok
■投稿ストックを活用できるのはTik Tok
動画を投稿する点では共通していますが、
ターゲットの違いを意識して投稿する必要があります。
また国内のアクティブユーザーは、インスタ・3,300万人、Tik Tok ・1,700万人。
インスタの方がユーザー数は多いですが、
フォロワーでなくてもおすすめ表示がされる機能があるTik Tokの方が、
拡散される可能性が高いです。
それぞれのSNSの特徴をよく知り、インスタとTik Tokをうまく使い分けることが
集客成功への近道です。
うまく集客ができないと感じたら、まずはインスタやTik Tokの投稿イメージが合っているか、
投稿内容をチェックしてみましょう。