「Webマーケティングに興味があるけど、イマイチどんなものか分からない」
「Webマーケティングってどんな事をするの？」
この様に思う方も多いのでは無いでしょうか？
Web上の商品やサービスの売れる仕組みを作るのに重要なのが、Webマーケティングです。
現在多くの人は、SNSを通して気になる商品を知り、ネットで購入する事がとても多いです。
そのため、ネット上で商品やサービスを販売している場合、
いかに多くの人に認知してもらい、購入してもらうかが大切になります。
そこでWebマーケティングが重要になるのです。
今回は、Webマーケティングの基礎知識や施策についてご紹介していきます。
Webマーケティングとは？
Webマーケティングとは、Web上で行われる、マーケティング活動全般の事を言います。
例えば、オンラインショッピングやWebサービスを通して、
より多くの集客を集める為の手法の事です。
実店舗の場合、CMやチラシでお客を呼び込み、訪れた人に、商品やサービスを進める
販売活動を行いますが、それらをWeb上で行うのが、Webマーケティングになります。
マーケティングとは？
マーケティングとは、売れる仕組みを作る事を言います。
マーケティングで重要なことは、商品やサービスを顧客に売り込むのではなく、
どのようなサービスや商品を顧客が求めているかを考える事です。
つまり先に顧客が今どんな事を求めているのか？今の市場のニーズを探る事が大切です。
その上で商品やサービスを提供し、どの様な価値を与える事が出来るのか考え、
顧客に手にしてもらう事で利益を狙っていきます。
よく勘違いされるのが、「今ある商品をどの様にしてさらに売っていくのか」
戦略を立てるのがマーケティングだと思う方もいます。
しかし、本来マーケティングとは、顧客が今求めている事を十分に理解する事で、
無理に売り込みをしなくても商品が自然に売れる仕組みを作る事を指すのです。
Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
「Webマーィング」と「デジタルマーティング」この2つの違いは、
簡単に表すと、取り扱う範囲が違います。
デジタルマーケティングはWebマーケティングに比べてより大きな概念で考えますよ。
例えば、Webマーケティングは、Webサイトを利用して、顧客の集客を目指します。
一方でデジタルマーケティングは、Webサイトに限らず、実店舗の顧客データなど
デジタルで得られるデータも集めて分析し、いかに商品を購入してもらうかの活動を指します。
WebマーケティングはWebサイト上で行うマーケティングなのに対し、
デジタルマーケティングは、Webサイトも含めたもっと広い世界観で考えます。
Webマーケティングではどんな事をするの？
Webマーケティングには、様々な施策があります。
ここでは、戦略、集客、接客、再訪促進それぞれの施策をご紹介していきます。
戦略の施策
Webマーケティングで行う事は、まずは戦略を立てる事からです。
大まかにどの様な戦略でいくか計画を立てます。
戦略も立てずにやみくもに、進めても思うような結果には繋がりませんので、
戦略を立てる事はとても大切です。
ここでは、戦略を立てる際に必要な3つの施策をご紹介します。
ターゲットを決める
まず、最初に行う事はターゲットを決める事です。
自社の商品やサービスはどんな人に必要とされるのか？
一番購入率が多い年齢層はどこか？ターゲットを絞っていきます。
なぜターゲットを絞るのかというと、Webサイトなどは、
一度に多くの人が見ることが可能ですよね？
ターゲットを絞り切れていないと、その商品に関心のない人もヒットしてしまい、
結果思うような利益に繋がらなかったりします。
その為ターゲットを絞る事はとても大切です。
ライバルの分析を行う
次にライバル企業の分析を行います。
これを競合分析とも言います。
自社の商品やサービスと似たものを展開している企業を徹底的に分析しましょう。
なぜ、ライバルの分析を行うのかというと、何か調べたい事があり検索した時に、
1つのページに複数の記事が出てきますよね？
その記事を一つ一つチェックする際に上から順に見ていく事が多いと思います。
そのため、いかに自社のサイトが上位に表示されるかで、集客率も大きく変わってくるのです。
ライバル企業はどんなサイトを作っているのか、必ずチェックしましょう。
最終的な方向性を決める
競合分析を行ったら、自社の強みや反対に改善すべき課題が見えてくると思います。
どんな点が他社と差別化を測れそうなのか、
反対にどんな点が劣っているか、検討しましょう。
その上で、強みを生かしていくのか、課題を早急に改善する必要があるのか、
最終的な方向性を決めていく事が大切です。
集客の施策
戦略を立てたら、ここから本格的に集客対策を行っていきます。
実店舗が無いのにどうやって集客をするの？
と思う方もいるかも知れませんが、Webマーケティングでもきちんと集客の施策はあります。
一つ一つご紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジン最適化という意味です。
先ほどの競合分析でもご紹介しましたが、何か知りたい事があり検索した時に、
それを解決してくれる記事が一覧で出てくると思います。
その際に出てくる記事の順位は、Googleの評価によって決まります。
この検索された時に上位表示されるように対策するのがSEO対策です。
SEOはしっかりと対策出来ていれば、それだけ多くの人に見てもらえるので、より大きな利益を狙えますが、効果が出るまでに時間がかかるというデメリットもあります。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告とも言われています。
ユーザーが調べたい物事に関し、それに関連している内容の
Webページの広告が自動で表示されるという仕組みです。
上記のSEO対策と違い、予めその物事に興味、関心のあるユーザーに表示されるので、
収益に繋がりやすい点と、費用を払う事で、容易に上位表示が可能といったメリットがあります。
SNSマーケティング
Twitter、InstagramなどのSNSに広告を掲載する方法です。
SNSが普及している現代では、インパクトのある広告を掲載出来れば、
より多くの方に拡散し、より大きな集客を見込む事が出来ます。
SNSでの広告では、自社のInstagramやTwitterがどのような層のユーザーに
見られているのか分析し、ユーザーの属性に適した広告を掲載する事が大切です。
アフリエイト広告
アフリエイト広告とは、Webサイトやブログなどに
自社の広告や情報のリンクを貼ってもらう、成果報酬型の広告宣伝です。
リンクから訪れたユーザーが会員登録や、購入、資料請求などをした時に、
リンクを掲載してくれた人に報酬が入る仕組みです。
広告の出稿を依頼するには、広告を出したい人と掲載したい人を
仲介するASPサービスを利用する必要があります。
ASPの利用は月ごとに利用料がかかるという事と、自社の広告が選ばれないと、そもそも掲載してもらえないといったデメリットもあります。
アドネットワーク広告
アドネットワーク広告とは、いくつかのWeb広告媒体に
広告を配信出来るサービスの事です。
アドネットワーク広告業者に、広告を掲載してもらえるWebサイトを探してもらえたり、
より多くの媒体に広告を掲載してもらえるので、業務の効率化を図る事も出来ます。
リターゲティング広告
リタ―ゲティング広告とは、一度でも自社のサイトを訪れた事がある人に、
別のサイトを訪問している際にも自社の広告の表示が可能な仕組みです。
何か調べものをしたり、通販サイトで見ていた商品が、次の日別のサイトを訪れた際にも
その広告が表示されるといった経験をした事がある方もいるのでは無いでしょうか？
これは、その広告がリターゲティングによって配信されたものだからです。
一度でも検索をしたり、そのサイトを訪れた事がある人は、
その商品やサービスに興味や関心があるので、再度広告が表示されたら、
購入に至りやすいといった狙いがあります。
接客の施策
集客が出来たら、その商品やサービスを購入してもらう為に接客を行う必要があります。
しかし、お客さんと直接会って接する事が出来ないWebマーケティングでは
「接客出来ないんじゃないの？」と思われる方も多いかも知れません。
しかし、Webマーケティングならではの、接客の施策はきちんとあります。
ここでは、Webマーケティングの接客の施策をご紹介していきます。
LPO
LPOとは、直帰率改善の意味です。
例えば、Webサイトなどを見て直ぐに前のページに戻ってしまう方も中にはいると思います。
せっかく、上記の集客の施策でお客を集められても、直ぐに離脱されては、
利益には繋がりませんよね？
少しでもサイト内に長く滞在してもらう為に行うのが、LPOです。
LPOはサイト内の情報の整備や、訪れた人がどこを見ればいいのかなど、Webサイトの内容を充実させることが重要です。
EFO
EFOとは、離脱率改善の事を意味します。
例えば、Webサイトで申し込みや問い合わせフォームを表示させた人は、
購入意志が高いと考えられます。
しかし、そこまで行ったにもかかわらず、入力を途中で中断してしまう人も多いのです。
それらを改善するための施策がEFOです。
EFOの施策では、
- 入力フォームが小さすぎないか？
- 入力個所が多すぎないか？
- エラーの度に再度入力する個所が多すぎないか？
などを見直し改善する必要があります。
CV
CV（＝コンバージョン）とは、「成果」という意味です。
WebマーケティングではCV率の改善とよく言われますが、
これは施策に対してどの程度成果が出たのかを表したものです。
このCV率は、運営しているWebサイトがどの様な目的かによって、
想定される定義が異なってきます。
例えば、
- 通販サイトの運営→「どの程度の商品の購入数があったのか」がCV率となる。
- 情報サイトなどの運営→「どの程度会員登録やメルマガの登録があったか」がCV率となる。
など、何を目的として運営しているのかによってCVの定義は異なり、
それぞれに適した改善が必要となります。
再訪促進の施策
一度でも自社の商品やサービスを購入・体験してくれたユーザーに対して、
もう一度、Webサイトへ訪れてもらうように促す施策が再訪促進の施策です。
一度でも購入してくれた方は、その商品やサービスに興味や関心が高いので、
きちんとアプローチすれば、さらなる収益を見込めます。
メールマーケティング
自社で管理している顧客リストから、
メールでアプローチする方法がメールマーケティングです。
メールマーケティングは
- メールマガジン
（見込み客や既存の顧客に一斉に情報を発信する方法） - ステップメール
（商品の購入日、資料請求日、誕生部など日付をベースにメールを発信する方法） - リターゲティングメール
（ユーザのWebサイトのアクセスや訪問利益を元にメールを発信する方法）
などがあります。
Webマーケティングで便利なツール
ここからは、Webマーケティングで使える便利なツールをご紹介していきます。
ツールを利用する事で、これまで紹介した施策の手助けをしてくれますので、
ぜひチェックしてみて下さい。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料ツールの事で、
Webサイトのアクセス状況をさまざまな視点から解析する事が可能です。
主に
- ユーザーの属性
- どのページに訪問したのか？
- 成果への達成率
- 広告の効果
などを分析する事が出来ます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供しているインターネット検索の
分析ツールの事です。
Googleサーチコンソールを利用する事で、
- 自社のWebサイトが現在何位なのか？
- 検索順位の推移
- 検索されたキーワードの表示回数
などを調べる事が出来ます。
Google TagManeger
Google TagManegerとは、計測タグや広告タグを管理するツールの事です。
本来なら計測タグや広告タグを利用するには、指定されたタグをHTMLに埋め込むという
少しやっかいな手間がかかります。
しかし、このGoogle TagManegerを利用する事で、簡単に色々な数値を取る事が可能となります。
まとめ
Webマーケティングの基礎知識や施策をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
Webマーケティングとは、Web上で行われる、マーケティング活動全般の事です。
- いかにして、商品を認知してもらうか？
- いかにして、顧客を集めるか？
- いかにして、購入に至ってもらうか？
これらを全てWeb上で行います。
また、Webマーケティングでは、以下の様に様々な施策もあります。
- 戦略の施策
- 集客の施策
- 接客の施策
- 再販促進の施策
今回ご紹介したそれぞれの施策を頭に入れておくだけでも、
今やるべきことは何か？どんな事が課題なのかが明確化出来ますよ。
ぜひ、今回ご紹介した内容を振り返りながら、
Webマーケティングの理解を深めていって下さいね。