SNSマーケティングのデメリットとは?運用で失敗したくない人必見の対策

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SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法になります。

SNSマーケティングには、コストをあまりかけずに、宣伝が可能な事や
情報の拡散力が大きいという様々なメリットがあります。

ですが、当然メリットだけではなく、デメリットもあるのです。

今回は、SNSのマーケティングには、どのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。

目次

SNSマーケティングのデメリットとは?

SNSのマーケティングには、メリットしかないように感じますが、
どのようなデメリットがあるのでしょうか。

ここでは、SNSマーケティングのデメリットをご紹介していきます。

炎上被害の恐れがある

炎上の恐れがあるという事は、SNSマーケティングの一番のデメリットかも知れません。

よく有名人の方や、インフルエンサーの方なども、度々炎上問題が取り上げられていますが、
これは、SNSマーケティングを行う企業にも起こりうる事です。

人種差別的な発言や、問題があるようなキャンペーン内容など、思わぬ事から炎上に繋がってしまう恐れがあります。

また、炎上する時は決まってそんな意図は無かったという場合が殆どだと思います。

特に企業の場合は、一度炎上してしまうと、そのサービス自体の中止や、
イメージダウンに繋がりかねない
ので、特に注意しているはずです。

それでも、違う角度で見てみると、問題があるような発言だったり、
現状の経済状況などに反したキャンペーンをしてしまったりと、
意外な事から批判を招く結果となる事もあります。

SNSマーケティングを行う上では、炎上問題は避けては通れない。

成果が出るまでに時間がかかる

SNSマーケティングのデメリットの二つ目としては、
成果が出るまでに時間がかかってしまうという事です。

SNSでは、インスタグラムやFacebookなどがありますが、そもそも自社のアカウントが
多くの人に認知されていないと、いくら投稿を頑張っても、宣伝効果は低いと言えます。

いわゆる、「フォロワー」や「いいね」をいかに増やしていくかが重要となります。

そのためには、毎日コツコツと投稿を行わなくてはなりません。

SNSマーケティングを始めたからと言って、すぐに成果がでるわけではない。

運営には時間を割く必要がある

SNSマーケティングは、無料で始める事が可能です。

ですが、投稿する画像や内容、動画の作成など、運営には意外と時間がかかってしまいます。

また、SNSを利用して、魅力あるキャンペーンやイベントの告知を行う事で、
宣伝効果を期待できますが、それらの内容を考え、
どのように魅力的に見えるか、投稿内容を考える必要もあります。

当然、どんな内容がより多くのユーザーにささるのか、知識を付けることも大切です。

このように、運営にはかなり時間を割く事が必要です。

社内でSNSマーケティングの運営を行う専門の担当者が居ないと、運営は難しい。

やっている事が正しいか判断が難しい

SNSマーケティングをしている中で、本当に効果があるのかが分かりにくいという事は、
運営している人にとってもモチベーションを下げてしまうかも知れません。

「本当にこんな事をして売上に貢献しているのか?」「宣伝効果があるのか?」
目に見えて分かりにくいので、時に不安を感じてしまうかも知れません。

SNSマーケティングは成果を感じにくい

情報の拡散力の怖さ

SNSはとにかく情報が拡散されるスピードがとても早いです。

その為、万が一誤った情報等を投稿してしまうと、
その情報がそのまま拡散してしまう恐れがあります。

リツイート機能などもあるので、万が一ユーザーがその情報を共有してしまうと、
一気に多くのユーザーに拡散されてしまいます。

直ぐに間違いに気づき、訂正したとしても、既にその誤った情報が
拡散されている恐れもあるので、投稿する際は十分な注意が必要です。

一度投稿した内容は何らかの形式でデータが残ってしまう恐れもある。

SNSに頼り切りになってしまう

ある程度SNSマーケティングの力もついてきて、上手く運営できるようになると、
広告や宣伝をSNSに頼り切りになってしまうという恐れもあります。

SNSのマーケティングでは、インスタグラムやFacebookなどを利用して、
宣伝を行うので、特に広告費用のコストがかかりません。

その為、ついSNSに頼り切りになってしまうという事も十分あり得ます。

しかし、先ほども少しふれましたが、炎上してしまうと、
最悪の場合そのアカウント自体を閉鎖しないといけない事にもなりかねます。

そうなると、一気に宣伝する場所を失ってしまいます。

SNSマーケティングだけでは、炎上などでいつ宣伝する場所を失われるか分からない

実際にはどんな炎上があったのか

上記でも少しご紹介しましたが、
SNSマーケティングの一番のデメリットともいっていいのが、炎上問題です。

ここでは、実際の企業を起こしてしまった炎上の事例をご紹介していきます。

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社「Twitterでの炎上」

あのウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社でも過去に炎上が起こっています。

どの様な内容かというと、2015年8月9日Twitterの公式アカウントで
「なんでもない日おめでとう」とツイートした事からでした。

これは「不思議の国のアリス」のストーリーにある
「なんでもない日を祝う」というものに関連したものでした。

しかし、8月9日というと、長崎の原爆記念日です。

その為多くの人から、「なんでもない日ではない」「無神経だ」と非難の声が相次ぎました。

結果、該当ツイートの削除と公式サイトでの謝罪をしています。

恐らくディズニー側の意図としては、誕生日や記念日でもない、なんでもない日でも、
素敵な1日にしようという事を伝えたかったのかも知れません。

これは、もしかしたら8月9日でなければ、こんなに炎上しなかったかも知れません。

その日過去に何があったのか、きちんと把握していなかった結果、炎上を招いた。

フライ社「ステマでインスタグラム炎上」

メディア運営会社「フライ」では、自社で運営している「いろはに青汁」というサイトがありました。

何とこのサイトを宣伝する為に、
インスタグラムで第三者に見せかけたアカウントを開設し運営していたのです。

これは、ステルスマーケティング(ステマ)に該当するため、ネット上で炎上する騒ぎとなりました。

結果、インスタグラムとサイトの閉鎖にまで至りました。

ステマとは?

宣伝と気づかれないように商品を宣伝したり、商品に関するクチコミを発信する行為のことです。
例えば、企業から報酬を貰っているのに、あくまで自分で普段から愛用している風を装って、商品の宣伝を行う事もステマに該当します。

FUJIMI(フジミ)「薬事法・景品表示法違反で炎上」

FUJIMI(フジミ)では、パーソナル肌診断を行い、その結果、
肌の悩みに合わせたサプリをセットで販売しているサプリメント企業です。

ですが、サプリは医薬品ではないので、
薬事法で「○○を解決出来る」といった表記を行う事は出来ません。

しかし、『乾燥知らずのうるおい肌へ』という表現を使い投稿をしてしまい、薬事法に該当しています。

結果、不適切な表現に関するお詫びとして謝罪の言葉を投稿しています。

薬事法とは?

医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の品質と有効性及び安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定めたもの。

デメリットを回避する方法

いままで、SNSマーケティングのデメリットをご紹介してきましたが、
きちんとした運営が出来ていれば、もちろん、売上UPや
新規顧客の獲得が出来るなどメリットも沢山あります。

ここからは、SNSマーケティングのデメリットを回避する方法をご紹介していきます。

ネットリテラシーを徹底する

SNSを運営する担当者や、全従業員のネットリテラシーを徹底するようにしましょう。

ネットリテラシーとは、インターネットを適切に使いこなす能力の事をいいます。

SNSでは、相手の顔が見えないので、つい軽率な発言をしてしまったりする事もあります。

また、何気なく投稿した画像から個人情報が漏洩してしまう恐れもあります。

SNSと上手く付き合っていくには、このネットリテラシーを心がける事がとても大切です

SNSの運営を担当する方はもちろん、この機会に全従業員を対象に、
ネットリテラシーに関する研修を行うのもいいかも知れませんよ。

中には、炎上を疑似体験出来る研修制度を提供しているサービス等もあります。

より自分事として考えてもらう事で、SNSに対する意識も変わってきますので、
ぜひ気になる方はこの機会に利用してみるのもいかがでしょうか?

※炎上を疑似体験できる研修制度「リリーフサイン

プロに運営を任せる

従業員に、SNSに詳しい人がいない。

事業が忙しく、SNSの運営まで手が回らない。

そんな方は、SNSマーケティングの運営を変わりにしてくれる、プロに運営をお任せする事も一つの方法です。

SNSの運営知識や、ノウハウもしっかりとあるので、短い時間で成果を期待する事も出来ますし、
炎上の恐れを避ける事も出来ますよ。

このサイトでは、LINEやインスタグラムの運営代行を行ってくれるサービス会社の紹介もしていますので、
ぜひ参考にしてみて下さいね。

投稿する前はダブルチェックを

誤った情報がそのまま拡散されてしまう恐れを防ぐ為には、
投稿前のダブルチェックを行う事をおすすめします。

例えば、

  • 投稿文を考えたり、画像の準備をする人をAさん
  • 投稿文や画像の、投稿設定する人をBさん
  • 投稿前に投稿内容が間違っていないか、最終確認をする人をCさん

このように、一人の人に投稿文から投稿までを全て任せるのではなく、役割分担をする事をおすすめします。

そうする事で、誤った情報を投稿してしまう事を防げますし、一人一人の作業量も分散する事が出来ます。

また、上記の炎上の事例でもあったように、投稿する日にちにも十分に注意しましょう。

分析ツールを利用する

SNSでは、無料で利用出来る分析ツールなどもあります。

この分析ツールを利用する事で、成果をより目で見て確認する事が出来ますよ。

ただ、分析ツールを使いこなせないと、それを利用してさらなる戦略を考える事などが出来ないので、
使いこなせる人材を新たに募集したり、委託する必要もあります。

他のマーケティングも手を抜かない

SNSマーケティングだけに頼り切りにならないようにしましょう。

先ほど上記でもふれましたが、炎上してしまった場合、最悪アカウントを一時停止したり、
閉鎖しなくてはいけないかも知れません。

いつSNSでの広告や宣伝を行えなくなっても、問題ないように、
例えば、ブログやメルマガなどといった、様々な手法にも力を入れておく事が必要です。

まとめ

SNSマーケティングのデメリットを色々とご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

SNSのマーケティングは、専門的な知識を持っている人がいないと、運営が難しかったり、
従業員一人一人のネットリテラシーもとても重要になってきます。

最後にもう一度どんなデメリットがあるのかおさらいしておきましょう。

SNSマーケティングのデメリット

  • 炎上被害の恐れもある
  • 成果が出るまでに時間がかかってしまう
  • 運営に時間を割く必要がある
  • 本当に効果があるのか分かりにくい
  • 誤った情報がそのまま拡散される恐れ

今回は、デメリットを回避する方法も一緒に紹介していますので、ぜひ参考にして、
上手にSNSと向き合ってみて下さいね。

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